永代供養五重塔

五重塔建立

平成27年5月、常在寺境内に永代供養五重塔が完成いたしました。京都、醍醐寺の五重塔(国宝)をモデルに計画されました。高さ約8.7メートル。醍醐寺五重塔の約六分の一の大きさですが、同じ構造を持ち、伝統的な寺社建築の技術によって建造されました。この五重塔が地域の新しいランドマークとなり、また、100年、200年と継承されていくことを願っています。

伝統技術を活かし次代へ

五重塔の印象を決める重要な要素の一つは、「軒反り」と言われる軒の曲線です。反り具合だけでなく、五層を重ねた時のバランスも求められます。

また、五重塔の建造には、釘は一切使われていません。100年後に改修する場合、すべての部材をバラバラにし、修理して元に戻すことができます。屋根を支える1300個の組物(部品)には、「 宝相華 ほうそうげ 」と言われる文様の彩色が施されています。

こうした伝統的な寺社建築を用いることで、その技術が将来につながっていくことも、五重塔建立の意味となっています。

永代供養五重塔製作の様子

特徴的な屋根の反り

華やかな文様

五重塔について

塔とはお釈迦様のご遺骨を祀るもの
お釈迦様が亡くなった時、ご遺骨(仏舎利)は、塔を建ててその中に安置し、祀られました。この塔のことをストゥーパといい、現在の塔につながる起源とされています。その後、中国で楼閣形式の三重塔、五重塔が作られるようになり、日本にその形式が伝えられました。
五重塔の五は、「地」「水」「火」「風」「空」という、この世を形づくる要素で、それぞれが五つの世界(五大思想)を意味し、仏教的な宇宙観を表わしています。

五重塔の相輪

屋根の上の金色の飾りは、五重塔の荘厳さを引き立たせています。この飾りは「相輪」と呼ばれるもので、上から順の各部分ごとに意味があります。

一、 宝珠 仏舎利を納める
二、 竜車 高貴な人の乗り物
三、 水煙 火災除けの炎の透かし
四、 九輪 五智如来と四菩薩
五、 請花 蓮華
六、 伏鉢 お墓

永代供養と五重塔

五重塔は、常在寺檀信徒の皆さまを永代にわたりご供養する総供養塔です。基壇の下、地階部分が合祀墓にあたります。

お釈迦様の教え「塔を建てて供養すべし」、にならって故人を大切に供養し続けるためのシンボルです。

仏縁の会の会員は、歿後七回忌または三十三回忌まで釈迦殿に分骨をご安置。それ以外のご遺骨は五重塔へ埋葬いたします。また、規定の回忌が過ぎましたら、分骨も五重塔へ合葬し、引き続き毎年の春秋の合同供養祭にてご先祖供養いたします。

五重塔設計・施工:株式会社翠雲堂

五重塔永代供養墓
納骨費用:一霊様 15万円

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