どう数えるの? 法要の年数

 

葬儀や法要について、なんとなく知っているようでいて、詳しく聞かれるとわからない、ということは多いのではないでしょうか?

前回は「喪服」についてお話ししましたが、ほかにも「実際のところどうなんだろう?」と思うことはたくさんあると思います。
もともとは仏教の世界のことなのですが、わたしたちの生活に合わせて変化したり、時代に即した形になったり、また地域の風俗と結びついて変わっていったこともあります。
初七日、一周忌、十三回忌、と法要を営まれると思いますが、さてこの日にちや年数にはどういう意味があるのでしょう。そしてそもそも、どう数えるのでしょうか?
今回は、法要の年数やその意味について、簡単にお話ししたいと思います。
最初の一年間に行われる法要

さて、葬儀後最初にやってくるのは初七日です。では初七日っていつでしょう。亡くなられた日から七日目? 亡くなられた日も含める? 最近は葬儀と同時に初七日を行なうことがありますから、特にわからなくなってしまいますよね。
実はこの数え方には地域差があり、全国方式では亡くなられた日を含めて七日目なのですが、かつての関西地方では亡くなられた前日から数えて七日目でした。近年は関西も全国方式の数え方になっているようですが、お家によってはまだ関西式のところもあるようです。
次に行われるのは二七日(ふたなのか)の追善供養です。そして次に三七日(みなのか)、四七日(しなのか)があります。これらはそれぞれ、14日目、21日目、28日目のことです。
四十九日までは、七日目ごとに供養を行ないます。これは、七日ごとに故人が審判を受けるので、遺族による追善供養の功徳によって罪を減じてもらうためです。
四十九日は七七日(なななのか)といい、七回目の七日ということです。この日に故人は次の生に生まれかわるとされていますので、それまで供養を続けます。
四十九日が終わると忌明けとなり、次の法要は百か日です。百か日の法要を終えると、翌年の命日に行われる一周忌まで法事はありません。
何周忌まで法事を行なう?

さて一周忌は亡くなられて一年目の命日に行なうのですが、ここから先の三周忌、七周忌、十三周忌、などはすべて亡くなられた年を含めて数えます。ですから、一周忌の次の年が三周忌になります。ややこしいですね。
十三周忌くらいまでは一般的にもよく行なわれているのですが、これが五十周忌にもなるとあまり聞かなくなります。まして百周忌まで行なうご遺族は少ないでしょう。でも世代が交代しても法要を続けられるのは幸せなことだと思います。親族の集まる機会でもありますから、できる限りつづけたいところです。とはいえ、なかなか難しいのが正直なところではないでしょうか。何周忌まで続けるのが一般的なのか、気になりますね。
仏教では三十三周忌を「弔い上げ」としています。これは、亡くなって三十三年目にはどんな罪を犯した人でも極楽浄土にいけるとされているためです。ですから、三十三周忌を区切りとするご家族が多いと思います。
法事は故人を思って行なうものですから、華美である必要はありません。年数が経てば経つほど、集まる親族の数も減るかもしれません。しかし必ずしも多くの関係者に案内を出して、そろって来ていただかないとできないものではありませんから、ごく近い親族だけで集まる法要でも、長く続けられることがなによりのご供養ではないでしょうか。